ご挨拶

日本医療マネジメント学会 第19回北海道支部学術集会

会長 成田 吉明(医療法人渓仁会 手稲渓仁会病院 院長)

 このたび、日本医療マネジメント学会第19回北海道支部学術集会の会長を務めさせていただくことになりました。
 今回の学術集会のテーマは、「医療におけるマネジメントとは?~チームと地域で実践するPDCA~」とさせていただきました。
 地域医療構想策定や地域包括ケアシステム構築などの社会保障制度の変化への対応など、医療環境が大きく変化する中、自院の地域における役割やニーズにどのように対応すべきか、病床機能分化と地域医療連携、さらには多職種連携、働き方改革とチーム医療(タスクシフティング、タスクシェアリング)など、医療における「マネジメント」は縦糸と横糸とが織り成す織物を管理(「マネジメント」)する時代となってきました。
 さらには、NDBやDPCデータなどのビッグデータの解析が進み、客観的な根拠に基づく医療政策が既に始まっています。
 私たちは「医療」を通じて地域に向き合い、「質の高い、効率的で効果的な医療サービス」をいかに提供すべきか、日々努力しています。医療における「マネジメント」が単なる自院の「マネジメント」だけではなく、自院の組織と地域をいかに「マネジメント」すべきかが求められているのではないでしょうか。
 広大な北海道における地域医療体制の在り方を含めて、皆様と活発なディスカッションができるよう準備を進めてまいりますので、多くの皆様のご参加をお待ち申し上げております。
 なお、前回大会(第18回)において、本年の開催日程を10月5日(土)とご案内申し上げておりましたが、会場や他の学会スケジュール等との関係から、今年の大会は11月16日(土)北海道自治労会館(札幌市中央区)で、北海道DPC研究会秋季大会と併せて開催することになりました。
 皆様にはご迷惑をおかけしますが何卒よろしくお願い申し上げます。